2009年10月27日火曜日

伝えるって難しいヨ

来月のカミアカリドリーム勉強会に向けて、添付する資料を作り始めています
炊飯に関するものなんですが、これがなかなかどうして、非常に難しい・・・

どんな業種の人もそうなんですが、自分の携わっていることについてはある程度知っているので、突っ込んだ話をしたり専門用語を使っても大丈夫なんですが、全く知らない人に『普通に使っている言葉』で『わかりやすく』、『簡潔に』まとめることは想像以上に厳しいです

昨年、ウチの娘が夏休みの宿題にと藤枝の松下さんに田圃のアレコレを聞いたときのこと
一通り解説が終わったあと、松下さんが『いやぁ、子どもに判りやすく説明するのかこんなに難しいとは思わなかった』といっていたときのことを思い出しました
松下さんの話は吸い込まれるようにその世界に連れて行ってくれるわけですが、その松下さんでさえ子どもに説明するのは難しいと
専門用語を使わないで、誰でも知っている言葉で伝えることに慣れていないと、こちらの話を誰にでもわかってもらうことは難しいと・・・

話下手なワタクシが簡潔にまとめるなんて、チンパンジーが英語を喋るくらい難しいです

そんなこんなで暫くは苦戦しそうです
子どもたちが寝た後、ワタクシのアルコールタイムが始まってから資料を作るわけですが、アルコールも手伝ってトンデモナイ資料が出来そうな予感がします

勉強会に参加される方、そんなこんなで先に謝っておきます
ゴメンナサイ

2009年10月22日木曜日

21年産カミアカリ第2弾

第2弾は奥久慈・大久保さんのカミアカリです

ナニやら聞く所によるとスバラシイ仕上がりになっているとのこと
明日はチョットばたばたとしているので、早速土曜日から一種類ずつ炊いてみます

そう、大久保さんのカミアカリは・・・2種類あるんです
通称NAとOSP(昨年は”F"と呼んでいた)
栽培方法にチョット違いがあるらしいです

どちらがどんな風味を出しているのか・・・
また後日レポートします


2009年10月19日月曜日

シソの葉

この夏の祭りの時に食べたオムスビの味が忘れられずにいたわけなんですが、今日、偶然にもその作り手の奥さんに会いまして『あのオムスビ、スゲーうまかったです』と熱い胸のうちを伝えた所、チョッピリレシピを教えてくれました

そんなわけで、先ほど仕込んでみましたよ(※アンクルJさんは、ご飯は炊くけど料理なんてコレッポッチも出来ないノダ!)
明日の夜には出来上がると思うので、近日中に白米を炊いて結んでみようと思います

調味料の割合も、ワタクシの超テキトーな目分量  記憶もいい加減なので、いったいどんな仕上がりになるのか・・・

2009年10月18日日曜日

KIVISさん

カミアカリドリーム勉強会の席上では色んな方々と知り合うことが出来ます
その中の一人、山梨の井上さんのお店、喫茶『KIVIS』が先日openしました
と言うわけで・・・
行ってまいりました『KIVIS』さん

抜けるような青空に白い建物と青いドアがよく似合う 

というより、開店準備の頃から非常に興味があり、本日ようやく願いがかなった・・・といったところでしょうか

民家を改装して誕生した『KIVIS』さんの改装の作業工程と仕上がり具合は、いずれ手をつけ始める我が家のお結び屋さんへの改装に向けて、是非参考にしたいと常々考えていたわけでゴザイマス


二階へ通じる階段は漆喰の壁に  何気に渡された板の上にはワインとウイスキーのボトルが並ぶ  行った事は無いが、きっとヨーロッパの建物ってこんな感じなんだようなぁ


アポ無し突撃をしたわけですが、営業中のKIBIS店内には改装に携わった設計士さんご夫妻もいらっしゃって、アレやのコレやの、思いもよらぬ話を聴けて楽しかったです
ランチタイムを過ぎる頃、お客さんがドドドっといらっしゃったので、挨拶もソコソコに帰宅の途に・・・

それにしても、すごかったなー
例えばテーブルひとつとって見ても、『?』と思う工夫がしてあるんです
種明かしはしませんが、『あー、○○○の××を使うと、こんなお洒落なテーブルが出来るのか・・・』と
しかし、それは不自然でなく、ものの見事に店の雰囲気にマッチしています

ネタバレ企画第一弾・トイレの手洗い よくみるとボールは羽釜! 天板はある方のご自宅に眠っていたケヤキよりも硬いナンタラ(名前・・・忘れた)の木で出来たワンオフ物 作りも非常に丁寧 もって帰ってきたかったくらいのスバラシイ出来です


なんていうかな
工夫ひとつで・・・と言う一言では括れない暖かさがあります
こんなことをしたら営業妨害になってしまうけど、時間とか、そういうこと抜きにしてノンビリコーヒーを頂きたいナーと、なんていうか『それでね・・・』と、楽しい会話が弾む、そんな空間でした

喫茶『KIVIS』さん
南にあいた窓から暖かい日の差し込む、素敵なお店です

2009年10月12日月曜日

脳ミソが決めてしまったポテンシャルと、気がつかなかった可能性

いきなり『羽釜で炊け』と言われて正直なところ脳ミソスクランブル状態になたのですが、よーく考えてみると、こんな感じにフローを組み立てることが出来る感じがしました

○ カミアカリ1升(浸漬したカミアカリ1升=1.9kg + 加水重量2.7kg)を10分以内に沸騰させること
○ 沸騰後、泡が引くまで火力をキープしてもokかな?
○ 泡が引き、米肌が見えたら、熾き火にして蒸らしながら水気を飛ばす

これで理屈の上では
○ デンプンの流出を最小限に抑えて粒のはっきりとしたご飯が炊ける
○ 水気がある間は強い火力のままでもok、100℃以上をキープしてα化を促進できる
○ 水気が引いた後、焦がさずに水気を飛ばす
白米も玄米も、『炊飯』という行為に違いがないなら、このフローでソコソコいけるような感じはしました

結果、炊き上がったカミアカリは想像以上のもの
甘さは土鍋で炊いたカミアカリとは比較にならないもので、いわゆる外硬内軟、『こんなカミアカリを炊いてみたい』と思い続けていた理想型にかなり近いものが炊けました



近年、IH炊飯器の進歩は凄まじいものがあり、誰でも気軽にどんなお米でも美味しく楽しめるようになりました
つい最近まで『ガス炊飯器がおいしい』と、まことしやかに言われていた伝説を、過去のものにしてしまうくらいの勢いです

土鍋炊炊飯
世間では『土鍋のご飯は美味しい』といわれ、IH炊飯器と比較した際に好みはあったとしてもその味や風味の出方はすばらしく、こと玄米炊飯に関して言えば、そのお米の持っているポテンシャルを最大限引き出せていると言う錯覚さえ覚えていました

そして羽釜での炊飯
今までの土鍋での炊飯だけでは決して知ることさえ出来なかった可能性を、ものの見事に私たちの前で表現してくれました


ご飯なんて、食べられればいいじゃん
と思ったらそこでおしまい
高級な炊飯器を買えば、ご飯は美味しく炊けるじゃん・・・
間違っていないです
実際舌触りも滑らかで、誰が食べても『おいしい』と感じられるくらい手軽に美味しいご飯を炊いてくれるわけですから

土鍋炊飯
土鍋が美味しいご飯を炊いてくれるわけではなく、土鍋を使ってキチンとご飯を炊くと、圧力炊飯では表現できなかったお米の風味を味わうことが出来、そしてヒト手間かける喜びも味わうことが出来たわけです

魔法や奇跡って基本的に信じていなくて、様々なプロセスを踏んでいった先に『何か』があるわけで、難題をクリアした先にあった『何か』に満足してしまえば、歩みはそこでおしまい
その先を探していけば、それが良いのか悪いのかは判らないけど、きっと『新しい何か』を見つけられるわけで、ゴールなんてまだまだずっと先にあるわけですよ
いや、ゴールなんてないわけで・・・・

羽釜炊飯がが教えてくれたこと
『お米はもっともっと美味しくなる』
具体的な目標を目の前で見ることの出来た、貴重な一日でした


かまどが現役だった頃のことを知りません 以前は日常だったであろうこの風景と羽釜で炊いたご飯・・・  技術者さんたちが知恵を絞って作った炊飯器によってダレでも手軽にご飯を楽しめるようになったけど、置いてきてしまったものも大きいのかもしれない  『あの頃の技術』と、これから先の知恵によって、きっとご飯はもっともっと美味しくなるはずだ・・・と思うし、ぜひ実現させてみたい

2009年10月9日金曜日

出張飯炊き大作戦

いやいや、今日は貴重な体験をさせていただきました
カミアカリドリーム勉強会第5回講師、おむすび研究家/カラリストのオオクラチエコさんがコーディネートした、とあるテレビ番組の収録にお邪魔させていただきました

場所は藤枝市某所の松下さんの田圃&作業所
とある番組のタレントさんたちが、松下さんの田圃で稲の収穫&オムスビを作る体験をする・・・といった内容のもの
そこでワタクシ、及ばずながら炊飯をやらせていただいたわけでゴザイマス

土鍋4台で『いただき』2升を一気に炊く 業務用のコンロを使って炊いたけど、ヒトツの鍋で5合は熱量的にキツイ・・・ まして風吹く屋外、勝手がずいぶんと違う

あいにくの東名集中工事と重なってしまい、タレントさんたちはオツカレの中到着したわけですがそこはプロフェッショナル、笑顔で撮影はどんどん進んでいったのですが・・・ワタクシは一人淡々とご飯を炊かせていただいたわけでゴザイマス

さて、本日の炊飯は松下さんの田圃で収穫した『いただき』2升と『カミアカリ』
カミアカリは撮影用、『いただき』はスタッフの皆さんの軽食用にオムスビにします

炊き上がった『いただき』はオオクラチエコさんとアンコメ長坂氏の手で次々にオムスビに姿を変えていくのですが、オオクラさんのオムスビを作るテクニックたるやサスガ
手際のよさもさることながら、握ったオムスビの『しっかりしているけど中はふんわり』口の中でホロっと崩れていく感じは、スバラシイの一言でした

もう『さすが』の一言です 単にオムスビといっても作り手によってこうも違うとは・・・塩のセレクトといい、こんな贅沢な塩オムスビもめったにお目にかかれないぞ


日も落ちる頃、撮影は無事終了
撮影スタッフの方たちも実に気持ちのいい方たちで、今回参加させていただけたことを本当に喜ばしく思います




さて、ココからがもうヒトツの本題
実は昨日のブログにも書いたのですが、昨日の夕刻、長坂氏から最終的な伝達事項の電話があり、その内容で急遽脳ミソがスクランブル状態になったわけです・・・

その内容とは
『あ、小谷君、カミアカリの炊飯なんだけど『カミアカリ3合×2は土鍋で炊く』から『カミアカリ1升を羽釜と薪で炊く』に変更になったからヨロシク』・・・

前日になって末恐ろしい内容変更がキタモンダ
ちなみにワタクシ、羽釜+薪での炊飯は白米で一回あるだけ
カミアカリにしても1升なんて、単位のヒトツ違う炊飯なんてやったことないし

そんなこんなでぶっつけ本番でカミアカリ羽釜バージョンをやったわけです
そのレポートは週明け月曜日に

2009年10月8日木曜日

またまた決戦前夜

明日から連休が明け13日まで、しばし本業はオヤスミさせていただきます
そんな具合で連休中に何もないよう、台風が近づきつつある昨日まで、そして今日も目いっぱい仕事をしたのだ

というわけで、明日は飯炊きです
炊飯道具一式を車に積んで、朝からチョイト出かけてきます

何があるのかは・・・また明日のお楽しみ
いつもの炊飯道具を車に積んでスタンバイオッケイ・・・なのだが  夕方事態は一変、明日現場に行ってみて、ご飯を炊いてみなければ結果はわからないスクランブルな状態になった   まぁ、トニカクやってみるしかないな

2009年10月7日水曜日

なんじゃコリャ?新兵器

先日の『黒楽・かまどご飯釜』をお借りしてきた時、『これも使ってみなよ』と渡されたのが『黒楽・米とぎぼうるセット』
読んで字のごとく、お米を研ぐ道具です

正直、ビミョーでした
ボールとザル、そしてナニやら怪しげな靴ベラのようなブラシがプリントされたその箱は、やはり見るからに怪しげでした
上・左の2点が『米とぎぼうるせっとのボール(奥)とザル(手前) 右の重ねてあるのが普段使っているボールとザルの組み合わせ   理屈は一緒だ
下・シリコン製のブラシ 見た目は・・・シャベルのようだ とてもやさしく研ぐ・・・なんて想像できない
で、今日使ってみたわけです
ボールとザルをセットしお米をいれ、水を足したところでブラシを入れクルクル・・・


このように研ぐ・・・らしい

10秒も回していると白く水が濁ってきたので水替え
そして水を足しクルクル・・・
研いでいると言うより、遊んでいるような感覚でクルクルと回す
2回目の水替えを終えて3回目の水を入れている時、普段よりも注いだ水が透き通って見えました
再びクルクルと回すと、あらマァどうでしょう
お米、キレイに研げています
割れもなくいい感じです
光ってしまったので画像を加工した為チョット汚くなってしまったが・・・もうピカピカになったお米!凄いです

タブンですが、ざるの部分
そこに小さな穴が開いているだけで、ザルと言うよりもボール
なので、普通のザルと違い、網の部分にお米が当たらないのがいいのかもしれませんね

そしてブラシ
哺乳瓶の乳首と同じ材質で出来ているらしいです
シリコン製のブラシはお米への当たりが柔らかいらしい
普段の米とぎも、同じような理屈(ボールとザルを重ねたものの中で、指先をたてて、指先だけでかき混ぜて研ぐ)で研いでいるんですが、そのよりお米にやさしい版のようです

あまりにキレイだったので、カミアカリも研いでみました
モチロンキレイに研げましたし、胚芽が取れてしまうこともありませんでした
うーん恐るべし・・・
冬場の水の冷たい時期でも水に触れることがないので楽チンです

唯一の難点は・・・研ぎ終えてボールなり炊飯器に移す時
ザルと違って穴の開いていない平面の部分にお米がくっついてしまうので移しにくい
ボールと違って水を回しながら移すことが出来ないのでやはり移しにくい
ただ、それも慣れかな?

うん、これはアリですね
お勧めです








2009年10月5日月曜日

黒楽・かまどご飯釜

以前から興味があった炊飯釜があります
興味があった部分は2点
1点は添付されている取り説
もう1点は構造で、釜の部分が外胴と内釜の2重構造になっている部分です

ガス器具メーカーがコンロの自動炊飯機能用に別売している金属製の炊飯鍋にも同じような構造のものがありますが、土鍋のタイプは初めてです

添付の説明書の件ですが、とても判りやすく出来ていると思います
私自身、初めてやった土鍋炊飯がそうであったように、割と多数の方が添付の取り説を見て炊飯した結果、失敗して嫌になるパターンが多いようです
その点、この黒楽・かまどご飯釜の取り説はわかりやすく、しかも普段私がやっている炊飯のフローにパターンが似ている点でも非常に興味がありました

この釜での炊飯のポイントは、2重構造の蓄熱を生かした炊飯方法
通常、普通の炊飯土鍋で炊く場合は、『沸騰したら火を中火にして4分で消火、15分蒸らしてください』と説明しているのですが、この鍋は沸騰したら火力はそのまま、1~2分で消火し20分放置でOKのようです
火力も『10分で沸騰する火力』と書かれ、その目安もチャンと載っているのがうれしいですね

外胴と内釜の間に熱を閉じ込めるような感じで加熱させていく 最近のコンロのコンパクト五徳にちょうど乗る大きさの外胴、なのでこれ以上大きな釜の市販化は無理かな?




で、そのフローで炊いた場合の内部の温度の推移を見てみたかったので、蓋に温度計をさして、取り説の通り炊いてみました
結果、驚くほどふっくらと炊き上がりました
おこげは無しです
火を止めたら鍋を下ろし、付属の鍋敷において20分放置しておくだけ

蓋を開けたとき、その炊き上がりにびっくりしましたよ

2合炊いたのですが、強火力バーナー側で中強火でスタートすると、9分30秒で沸騰(100℃)
2分後消火の時点で内部は101.5℃
この101.5℃の状態が、その後なんと15分も続きます
95℃を蒸らし終了としていた為、そこまでの時間を計測してみた所、温度の下降が始まってから約15分
チョットマニアな数字になりましたが、静岡方面部隊長は納得していただけるかな?
α化に必要な時間といい、お米を膨らませる為のプロセスである温度のダウンの仕方と時間といい、炊飯器を見ていると言うか、教科書のような優秀な釜ですね

もうチョットこの釜でアレコレやってみようと思います